英語の論文を読むのが大変なとき、使いたくなるのがDeepLです。
Google翻訳の訳もちょっと見ない隙にかなりわかりやすくなって驚きましたが、DeepLの和訳の自然さはとても素晴らしいです。
最初のうちは、どうしてもわからない行だけを申し訳なさげに検索していた人も、気づけば1段落丸ごと、ページ丸ごと…と、人間の欲望は止まらないですよね。
そんな人を悩ませるのが、PDFの改行問題。
例えば以下の記述文を丸まるコピペしても、”implicity”、”estimate”、”on”…のところで改行されてしまいます。
この場合の解決方法は意外と単純でしたのでメモを以下に記録しました。
改行はgoogleの検索窓を経由すると消える
というわけで、結論ですが、googleの検索窓に一度PDFの文字をコピーすると、消えるようです。
そのため、PDFコピペ→検索窓→DeepLと入れると、改行情報が消えてより自然な和訳に近づきます。
文字の途中に含まれるハイフンについて
紙面の都合上、単語の途中で行が変わってしまう場合、英単語の切り替わりのタイミングでハイフンが入っていることもあります。
このハイフンは正直、入っていても入っていなくても訳の変化はそんなに違わないので気にしなくても大丈夫だと思います。
(そもそも、そこまでしっかりした訳は必要なかったりします)
(もしどうしても気になる場合は、”- “(ハイフン スペース)を置換して消しておくというのもよいかもしれません。もともとハイフンが入っている単語については直後のハイフンがなかったりするのでそこで見分けがつきます。)
個々の単語レベルの和訳であればWeblioポップアップ辞典も便利
コピペの和訳が面倒であれば、Google Chromeの拡張機能である、「Weblioポップアップ英和辞典」もおすすめです。
標準で使用しているブラウザがchromeであれば、Weblioポップアップ英和辞典を拡張機能として入れておけば、知りたい単語にカーソルを合わせるだけで意味を教えてくれます。
なお、設定を変えれば、「カーソルとctrlキーを押したときのみ意味を表示させる」といったことも可能です。
ただし、PDFファイルの場合は、うまく和訳が出てこないので、あくまでWeb検索上の英単語にしかできないかもしれません。
論文のアブストラクトを出版元のページ上で読むときなどに便利かもしれません。
まとめ
今回は英語の論文をDeepLで和訳するときのほんの小さなコツを紹介しました。
翻訳ツールはあくまで道具ですが、調べたい情報が外国語で、心理的ハードルがちょっと高いなぁなんて感じるときに使うと気持ちが楽になるかもです。