最近では無料で使えるものも多くあり,素晴らしい家計簿・お金の管理アプリが出ています。
しかし「パソコンからも見れたらいいのに…」,「データ出力したいのに…」,「複数人で共有したいのにできない」など痒いところに手が届かないと感じる人も多いのではないでしょうか。
こういった痒い所をかいてくれるアプリはないものかと探してみましたが最終的にはGoogleフォームとスプレッドシートを使うことで家計簿を自分好みで続けられるようになりました。
2021年の5月ごろから本格的に始めて,なんだかんだで半年くらいはちゃんと続けられています。
この記事ではGoogleフォーム・スプレッドシートを使った無料で簡単に続けられる家計簿管理方法について紹介します。
Googleフォーム・スプレッドシートで作るメリット
Googleフォーム・スプレッドシートを利用するメリットは以下の3点です。
- 自分好みに加工できる
- スマホでもPCでもどこでも確認できる
- スプレッドシートのピボットテーブルで自動的にまとめることが可能
個人的に特におすすめな理由は2点目と3点目です。
ピボットテーブルの使い方は長くなるのでまたどこかで説明します。
Googleフォーム・スプレッドシートを使った家計簿のイメージ
Googleフォーム・スプレッドシートのそれぞれの役割は以下の通りです
- 購入物品のカテゴリ・金額の入力はGoogleフォーム
- 入力された支出の管理はスプレッドシート
Googleフォームで家計簿の入力フォームを作成
【Googleフォーム作成の前に】家計簿に必要な要素を決める
Googleフォームで家計簿入力フォームを作るためには,入力に必要な要素を考える必要があります。
何を入力するかについては,究極的には一人ひとりのニーズに合わせて決めていけばよいのですが,個人的には以下の5つあれば十分かなと思います。
- 出費項目
- 金額
- 支払者(1人暮らしではない場合)
- 備考
- 出費月 ※後述のスプレッドシートのピボットテーブル機能を利用する際にあると便利です。
出費項目は自由度が高い分,最も悩ましい項目です。
水道代,ガス台,インターネット代,スマホ代,家賃…といった,あらかじめカテゴリの区切りが明確かつ定期的な支払のものはカテゴリも明確に,それ以外の項目内の変動が激しいものはざっくりとまとめるのが良いと思います。
一般的には大体以下のような内容になると思います。
- 食材(調味料含む)
- 日用品
- おやつ・嗜好品
- 外食
- 電気
- ガス
- 水道
- ネット回線
- 携帯代
- 家賃
- その他(分類不可能なものなど)
ただ,このカテゴリが細かすぎると入力自体めんどくさくなると思います。
そのため,とにかくいくら出ていったかを知りたいというだけであれば「必須出費」,「ご褒美」,「その他」くらいにしておいてもいいと思います。
家計簿入力フォームの作成
出費項目 ・・・ 記述式テキスト
金額 ・・・ 記述式テキスト
カテゴリ ・・・プルダウン
備考・・・ 記述式テキスト
出費月 ・・・ プルダウン
あたりがいいかなと思います。
このとき,必ず入力するものについては,各質問の右下にある「必須」を有効にしておくとよいです。
家計簿であれば,「金額」,「出費月」あたりを必須にしておくといいと思います。
また,金額に関しては数字以外はいらないようにしたいので,「金額」の欄の必須のとなりにある3点リーダから,「回答の検証」を表示させ,写真のように,「数値」,「数字」「エラーメッセージ(ここでは”数字じゃないよ”)を入れることで,数字以外が入力されたときにエラーが返されるようになります。
これだけをやれば,あとは,このGoogle フォームをブックマークしておいて,買い物したタイミングなどで入力すれば良いです。
実際入力される画面としてはこんな感じになるので,あとは,ピボットテーブル機能を使って月ごとの各カテゴリの合計金額を出せるようにしておけば,自動的に毎月の出費が管理できます。
はじめのうちは,家計簿は日付よりもその月にいくら払ったか,くらいの情報さえわかればOKだと思うので,完璧を目指さず最低限の目的だけを満たせる方法であれば,何でもOKで,とにかく続けられることが大事だと思います。
そういった意味でGoogleフォームを使うのはとてもシンプルに自分好みにできるのでおすすめです。